宝塚からの宅急便 No.16 文:吉田千津子 写真:奥村森

2016.12.23 Friday 15:21
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    Borinho de  bacalhau たら入りのコロッケ

     

    やっぱり、ブラジルが好き

     

    最近、たびたびブラジルが話題にのぼる。私がブラジルに住んでいた1960年代は、日本人にとってブラジルといえば、アマゾン、原住民、大蛇、コーヒー位しか知らなかった。今はサッカーをきっかけとしてブラジル料理、音楽(サンバ、ボサ・ノバ)が日本社会にも少しずつ浸透して来たことは、とても嬉しい。

     

    私にとってブラジルは、第二の故郷だ。私の住んでいた町はブラジルの一番南にある、Rio Grande do Sul(リオ・グランデ・ド・スル)州の州都 Porto Alegre(ポルト・アレグレ)であった。ブラジルといえども、この州では冬には雪が降ったりもする。

     

    イタリアやドイツからの移民が多く、イタリア移民は、とても美味しいワインを沢山生産しているし、ドイツ移民は靴やバッグを作って輸出している。ご存じのようにブラジルは南半球にあるので、季節は日本と正反対になる。8月が真冬で2月が真夏だ。

     

    カーニバルが開催されるのは真夏の2月。クリスマスはサンタが汗をダラダラ流しながらやって来る。ソリの代わりにサーフィンに乗ってくるのである。ブラジルは人種のルツボと言われ、世界中の人種が混血して成り立っている。基本的にはコスモポリタン人である。日本と違い多民族移民国家なので様々な文化や言語が混じり合い興味深い。

     

    イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、中国、韓国、レバノン、ハンガリー、勿論日本も含む世界中からの移民の集まり。日産自動車のカルロス・ゴーン氏もレバノン系のブラジル人だ。ブラジル人は、とても気さくで、人なつっこいので、すぐに Amigo(アミーゴ)といって仲良くなるので余り自分が外国人であることを感じないですむ。

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    宝塚からの宅急便 No.39 文と写真:奥村森

    2017.01.02 Monday 13:52
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      Hankyu line Sakasegawa station 阪急電車 逆瀬川駅

       

      関東から関西へ

       

      2012年、兵庫県宝塚市に引っ越してきた。これまでの人生で海外生活を除けば、ほとんど東京での暮らしだった。良しにつけ悪しきにつけ、東京人としての習慣が体に染み込んでいるのは間違いない。そんな僕が、慣れない関西に住むのだから戸惑うのは当然である。

       

      関東と関西では文化が異なり、基本的な考え方やマナーなどで大きな違和感を感じることが多い。外国人なら、お国柄の違いと諦められもするが、同じ日本人となると、そうはいかない。

       

      初めのうちは理不尽と思っても、これから暮らす所だから事を荒立てないようにと我慢をしてきた。だが、堪忍袋の緒が切れる事もあった。転居して間もない頃、近くにある兵庫県の保養施設を見つけ、利用しようと車で出掛けた。この施設には温泉があり、湯ぶねからの眺めは絶景、しかも入浴料が500円と安価なのも魅力だ。温泉好きの僕は、施設の常連になろうと思った。

       

      3度目に訪れたのは日曜日だった。いつもはガラガラの駐車場だが、今日はいっぱいだ。受付カウンターに何処に停めたらよいが尋ねようと、邪魔にならない場所に車を停めた。その時である、送迎バスの運転手が近づいてきて「どかんかい、そこは停めたらあかんとこや」と怒鳴る。どこに停めたらよいのか丁重に聞いても「邪魔やから、帰らんかい」と追い払う仕草をする。

       

      さすがに腹が立った僕は「客に向かって、そんな言い方はないだろう」と語気を強めた。すると、「なんやて」と物凄い形相でにらみつける。僕は、怖くなって車を降りて受付に駆け込んだ。若いマネージャーが僕の話を聞いて冷静な対応をしてくれたので事なきを得たが、運転手は「こいつ客やないで」と大声でわめきたてる。

       

      どうして客と思われなかったのだろうか。いろいろ推測すると、僕のカーナンバーが東京であったのと東京弁を喋った事に起因していたようだ。その後、車のナンバーを神戸に変えると、そうした事件に遭遇する事はなくなった。

       

      大阪では、ライバル意識と地元愛から東京人に対して排他的な行動をとる人が多いと聞かされた事はあったが、宝塚でも同じなのかと唖然とした。

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      宝塚からの宅急便 No.42 文:吉田千津子 写真:奥村森

      2017.01.03 Tuesday 12:09
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        Night view & airplane of Takarazuka from Sakasedai 宝塚の夜景

         

        所変われば品変わる

         

        2012年に東京から関西に引っ越して驚いた。所変われば品変わるという言葉があるが本当に、これが同じ日本なのかと思うことが多々ある。その一例として、とうてい想像も思いつかない、難読地名や町名が非常に多い。

         

        それでは、気がついたものを書き連ねてみるので読んで頂きたい。兵庫県宝塚市在住なので近隣にあるものだけである。

        1−伊孑志 2−波豆 3−清荒神 4−売布 5−昆陽池 6−栢堂 7−夙川 8-十三 9-御影(読み方回答は最後にあります)

         

        私は阪急電車沿線に住んでいるが、駅名もおもしろい。こちらに来て一番気に入っているのが「雲雀丘花屋敷(ひばりがおかはなやしき)」。駅名から優雅なお屋敷町を想像するが、知人に聞いてみると特別とりたててどうという町ではないと言う。

         

        隣の駅は「小林」と書いて(おばやし)、仁川と書いて(にがわ)、隣町は「三田」と書き(さんだ)、東京ではミタと読む。暴力猿ともみじのてんぷらで有名なのは箕面(みのお)、何時も、難しい読み名の代表格が宍粟(しそう)である。人生長く生きていても、まだまだ知らない事が山程あることを痛感する。

         

        (読み方回答)

        1−いそし 2−はず 3−きよしこうじん 4−めふ 5−こやいけ 6−かやんどう 7−しゅくがわ 8−じゅうそう 9−みかげ

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