宝塚からの宅急便 No.2  写真と文:奥村森

2016.12.20 Tuesday 14:18
0

    Hydrangea Niigata pref. 紫陽花

     

    泣き面にカラス

     

    2010年7月は、ムシムシとした暑い日が続いた。杉並にあるカルチャーセンター、松庵舎で写真教室を終えて井の頭線・三鷹台駅へと向かっていた。

     

    疲れきっていたのでうつむいてヨロヨロと歩いていると、突然頭のてっぺんに「ビシャ」コップ一杯ほどの液体が降ってきた。初めは何が起きたか理解できなかったが、しばらくすると悪臭が漂い、鳥に小便をかけられたのだとわかった。

     

    上方を見渡したが、もうそこに犯人の姿はない。これだけの分量から察すると、恐らくカラスの仕業に違いない。悪気はないのだろうが、カラスが人の迷惑など考えるはずもない。最近は、カラスにも劣る人間が増殖している。

     

    人の好意を無にして、平気で後ろ足で砂をかけるやからがなんと多いことか。ある意味カラスより悪質である。「あ〜あ、カラスにまで馬鹿にされるとは情けない、泣きっ面にカラスのション便」である。

    category:Moral モラル | by:tanukuro2013comments(0) | -

    宝塚からの宅急便 No.4 文と写真:奥村森

    2016.12.21 Wednesday 08:41
    0

      Dog 犬

       

      盲導犬

       

      京王線南大沢駅は、都心から遠いので身体の不自由な人やお年寄りにとっては席に座らないと厳しい。車両には「おもいやりゾーン」があり、こういう人たちのために優先席が用意されている。

       

      帰路につくため乗車したのは夕刻だった。中高生の下校時間と重なったのでかなり混んでいた。僕は、新宿から間もない明大前駅から乗車したので優先席に座ることができた。優先席は行儀よく腰掛けると4人は座ることが出来る。調布駅で横にいた2人が下車、代わりに男子高校生が、その場所に1人で2席を独占して座った。

       

      茶髪の彼はパンツが見えるほどズボンを下げ、胸をはだけ、大股開きで足を組んで座った。近くの乗客は関わると厄介だから見てみぬふりをしている。

       

      途中駅から盲導犬(白いラブラドール)と目の不自由な外国人女性が乗車してきた。盲導犬は彼女を素早く「おもいやりゾーン」に誘導した。僕が席を譲ろうと思った、その瞬間、男子生徒の前に座り、組んだ足に前足で3度、ポン、ポン、ポンと触れた。

       

      周りの乗客は、固唾を呑んで見守っていた。寝たふりをしていた高校生はしぶしぶ席を立った。外人女性が「サンキュー」とひとこと言うと、高校生はバツが悪そうに去っていった。

       

      もし誰かが、その青年に無理やり席を立たせていたら、恐らく喧嘩になっていただろう。相手が犬ではどうしようもない。僕は、的確な判断をする盲導犬の素晴らしさに感動した。

      category:Moral モラル | by:tanukuro2013comments(0) | -

      宝塚からの宅急便 No.10 文:吉田千津子 写真:奥村森

      2016.12.22 Thursday 17:39
      0

         

         

        悲しいモラルの低下

         

        長年使用していた携帯電話のバッテリーが弱り、充電できなくなったので買い換えることにした店を訪ねると店員が「無料で音楽が聞けるOOサービスをオプションで付けましょう」と言う。私は「そんな機能は必要ない」と断った。電話やテレビで音楽を聴くのは邪道だと思っているからだ。

         

        「電話は単なる通信機器だからいらない」と私が何度言っても、彼はしつこく引き下がらない。そして「3ヶ月間は無料ですから、必要がなければ3ヶ月後においで下されば契約解除できます」とスッポンのように食いついて放さない。

         

        とうとう根負けして、その勧めに乗ってしまった。冷静に考えると、あの時もっと強行に断れば良かったと思うが後のまつり。3ヶ月経って店を訪ねると「2ヶ月間は無料とは言ったが、3ヶ月間とは言っていない」と嘘ぶく。請求書には、すでに料金が自動引き落としされている。

         

        「これでは詐欺ではないか、たとえ小額だとしても嘘をついて客を騙すのはよくない」語気を強める。店員は「誤解を与えるような説明をして申し訳ない」とまるで私が理解力の足りない人間だといわんばかりである。

         

        その嘘が証明されたのは、「私は忘れっぽいから、3ヶ月後に解約と書いておいて」と購入時に、彼から一筆書いてもらった領収書が残っていたからだ。それでも私の聞き間違いだと譲らない。その態度がますます癇にさわった。「はっきりした証拠があるのに非を認めない、こうなったら出る所にでましょう」。さすがの彼も「売り上げを伸ばすために嘘をついてしまった」と詫びた。

         

        最近よく感じるのだが、自分の失敗を人のせいにする人が多い。「こんな事件を起こしたのは親のせいだ、こんな結果になったのはあの人のせいだ」と何でも他人の責任にして謝らない。そういう不届きものが、どんどんと増殖しているのが悲しい。

        category:Moral モラル | by:tanukuro2013comments(0) | -

        宝塚からの宅急便 No.17 文:吉田千津子 写真:奥村森

        2016.12.23 Friday 15:40
        0

          Pasadena Kids festa パサディナ 子供フェアー

           

          親の責任

           

          最近の日本人はどうしてしまったのだろうか、と思うことが度々ある。あの礼儀正しい、思いやりのあった日本人は何処にいってしまったのか。日本社会の何かがガラガラと崩れ落ちて行くのを感じる。

          毎日、新聞やテレビで流される事件や事故のニュースを見ていると、人災と思われるものが多々ある。

           

          親の不注意で事件に巻き込まれる子供達。パチンコに熱中して子供を車の中に何時間も放置してしまう親、道路を横断するのに子供の手をつながない親、バスから降りる時、先に子供を降ろして左右をみずに危うく車にひかれそうになっている子供。

           

          公園の遊具で遊んでいた子供がケガをしたり、死亡事故が発生すると日本中の遊具が使用禁止になる。ビルの回転扉の事故が起きると全ての扉が危険とされ使用出来なくなる。何処に生活していても何時も危険と隣あわせだ。やはり注意を払って生活することが大切だと思う。特に小さな子供を持っているお母さん達には、もっと子供に注意を払って欲しい。

           

          ベビーカーを押しながら子供を見ずにケイタイに夢中になっている母親、買い物に夢中で子供をほったらかしにし、エスカレーターで遊ぶ子供に気付かない母親。事故が起こると、何時でも人のせいにし、注意書きが書いてなかった、柵がなかったと責任を転嫁する。

           

          電車での「飛び乗りは危険ですから止めてください、手を挟まれないようにご注意ください」とか電車に乗っている間中アナウンスされるのは嫌になる。しかし、人によってはこれを言わないと怒る人達もいるらしい。いいかげん日本人も大人になって人に頼らず、一人ひとりが責任を持って自分のことは自分で守る人間をめざしたらどうかと思う。

           

          長年アメリカに住んで思ったのは、子供は小さい時から厳しく躾られている。ファミリーレストランでさえも、走りまわる子供を見たことがない。もし、そんなことをしていたら即刻、親にたしなめられるかレストランのスタッフに注意される。親も子供がある年齢に達するまでは責任を持って育てる。

           

          こんな事件があった。アメリカに住み始めてまもない日本人夫婦がスーパーマーケットに子供と一緒に夜間出掛けた。子供が寝てしまったので、ほんの短時間、子供をそのままにし、買物を済ませて車に戻た。すると、警察官が来ていて逮捕されてしまった。

           

          カルフォルニア州では季節、時間を問わず1分たりとも子供をある年齢になるまでは1人にすると犯罪になるのだ。勿論1人でお留守番などもっての他。それで学生のベビーシッター制度がうまれた。登校についても小学生は必ず誰かが送り迎えするか、スクールバスの停留所まで送る。もし出来ない場合は、同じ学校に通うお母さん達と順番を決めて送り迎えしていた。

           

          今は昔の日本と違い、知らない人と喋るなと教えられる物騒な世の中になってきている、だからこそ親がもっと子供に注意を払う必要があるのだ。

          category:Moral モラル | by:tanukuro2013comments(0) | -

          Calender
                1
          2345678
          9101112131415
          16171819202122
          23242526272829
          3031     
          << July 2017 >>
          Selected entry
          Category
          Archives
          Recommend
          Link
          Profile
          Search
          Others
          Mobile
          qrcode
          Powered
          無料ブログ作成サービス JUGEM